みなさんこんにちは!
ビカクシダって部屋のインテリアにもなるしお洒落な植物ですよね。
実は、そのビカクシダは、原種18種存在しており交配種も出回っているのでかなりの種類があり
現在ブームなので値段も高騰しています。
ビカクシダ(コウモリラン)初心者のみなさん

ビカクシダ育ててみたい。
枯らしてしまうのが怖いから安くて強い品種から始めてみたい。
こんな風に悩んではいませんか?
確かに何万円もする種類も存在していて、自宅の環境が整っていないとすぐに枯れてしまうような種類があります。
この記事の結論から先に申しますと、
- ビフルカツム
- ビーチー
- ウィリンキー
この3種類のどれかから入門すれば間違いないです。
すべて寒さ、乾燥にも強い種類なので簡単に枯れてしまうような種類ではないので安心してもらって大丈夫です。
今回の記事では、
- ビカクシダの原種18種
- ビカクシダの育てやすい種類の特徴
- ビカクシダの育てやすい種類3選
について解説していきたいと思います。
育てやすい種類だけを知りたい方は、スキップしてくださいね。
- ビカクシダ(コウモリラン)の原種18種
- プラティケリウム・ビフルカツム (P.bifurcatum)
- プラティケリウム・ビーチー (P. veitchii)
- プラティケリウム・アルシコルネ (P. alcicorne)
- プラティケリウム・ウィリンキー (P. willinckii)
- 16. プラティケリウム・ヒリー(P. hillii)
- プラティケリウム・グランデ(P. grande)
- プラティケリウム・エレファントティス(P. elephantotis)
- プラティケリウム・リドレイ(P. ridleyi)
- プラティケリウム・コロナリウム (P. coronarium)
- プラティケリウム・ステマリア(P. stemaria)
- プラティケリウム・スパーバム(P. superbum)
- プラティケリウム・マダガスカリエンセ(P. madagascariense)
- プラティケリウム・ワリチー (P. wallichii)
- プラティケリウム・アンディナム(P. andinum)
- プラティケリウム・ワンダエ (P. wandae)
- プラティケリウム・エリシー(P. ellisii)
- プラティケリウム・ホルタミー(P. holttumii)
- プラティケリウム・クアドリディコトマム(P. quadridichotomum)
- ビカクシダの育てやすい種類の特徴
- ビカクシダの育てやすい種類3選
- まとめ
ビカクシダ(コウモリラン)の原種18種
ビカクシダ(コウモリラン)は、東南アジア、アフリカ、オーストラリアを中心に分布しています。
今でこそ、ハイブリッド種が出回っていますが、もともとは原種18種類でした。
下記に、18種類の写真とマップを乗せているので是非見てみてください。
入手しやすい順番で紹介しますが、最後の方はあまり順番関係ないです。

プラティケリウム・ビフルカツム (P.bifurcatum)

原産地:ジャワ・小スンダ列島・ニューギニア・オーストラリア東部
ホームセンターで一番よく見る種類は、たいていビフルカツムかネザーランドです。
どちらも1000円ほどで比較的簡単に手に入ります。
『コウモリラン』という名前で売っている株も同じです。
胞子葉は、ある程度大きい株にならないと分岐しずらいようです。
かなり強い種類で基本かれません。

プラティケリウム・ビーチー (P. veitchii)

原産地:オーストラリア東部
ビカクシダビーチーは全身を覆うように広がる、星状毛(せいじょうもう)による白さが特徴的です。
貯水葉が成長してくると尖ってきて美しくなってきます。
かなり強い品種で、霜が当たらなければ、西日本で1年中外管理でも大丈夫と聞きます。
ビーチーは、ホームセンターや園芸店でよく見かけて2000円ほどで購入できます。

プラティケリウム・アルシコルネ (P. alcicorne)

原産地:アフリカ東部・マダガスカル・レユニオン・モーリシャス
アルシコルネの特性であるスリックな貯水葉は星状毛が生えていない。
貯水葉が丸くなるのが特徴的です。
ビフルカツムと似ていますが、分岐の数は多いです。
園芸店で3000~4000円ほどで購入できます。

プラティケリウム・ウィリンキー (P. willinckii)

原産地:ジャワ・小スンダ列島
王冠のように広がる貯水葉と下に垂れ下がる胞子葉が特徴的です。
ビカクシダといえば、ウィリンキーというイメージがありますね。
耐寒性は、ある方で10℃以上はほしい。
あまり園芸店などでは見かけないのでメルカリやヤフオクで購入しましょう。
子株で4000円~で少し高価。

16. プラティケリウム・ヒリー(P. hillii)

原産地:オーストラリア・ニューギニア
ヒリーは、これまたビフルカツムとにていますが、葉があまり伸びずに横に分岐して広がる種類です。
耐寒性もあり10℃以下にならないようにさえしておけばよい。
ヒリーの貯水葉は縁が切れ込まずに丸い形をしており、立ち上げらないのが特徴です。
交配種も多く、葉がうねっているヒリードラゴンはかなりかっこいいです。

プラティケリウム・グランデ(P. grande)

原産地:フィリピン
”森の王冠”と呼ばれることもある種類で大型になる種類です。
最初の方は、貯水葉しか展開しなくて成長してくると胞子葉が出てきます。
ビカクシダ・グランデの姿かたちはビカクシダ・グランデと瓜二つなため、よく観察しないと混同してしまいます。実際に園芸店ではグランデとスパーバムを間違えて販売していることも多いようです。
こちらも最近メルカリでよく見かけるので手に入れやすい種類です。

プラティケリウム・エレファントティス(P. elephantotis)

原産地:熱帯アフリカ一帯
このあたりからいままでと違う見た目になってきます。
像の耳に似ているのでエレファントティスという名前がついています。
エレファントティスは、水やりの難易度が高め。根腐れしやすい品種なので注意が必要です。
サーキュレーターで空気を動かしておかないと枯れてしまいます。

プラティケリウム・リドレイ(P. ridleyi)

原産地:東南アジア
リドレイは、他のビカクシダと特に見た目が異なります。
キャベツのような貯水葉と分岐した鹿の角のような胞子葉、リドレイの貯水葉は、保水力はほとんどないと言われています。
水やりがシビアなので育てるのが難しい品種と言われています。
初心者向けではない。アジア系なので15度以上はほしい

プラティケリウム・コロナリウム (P. coronarium)

原産地:東南アジア
巨大かつ美しい胞子葉が特徴なコロナリウム。
最大4mくらいにもなる品種です。
貯水葉や胞子葉の表面はつるつるで星状毛はとれやすいようです。
大きくなりすぎるので自己責任で。
アジア系なので、寒さには弱い。15度以上はほしい。

プラティケリウム・ステマリア(P. stemaria)

原産地:アフリカ西部・中部
ステマリアは、左右に貯水葉が分かれているのが特徴で、胞子葉も艶があり幅広である。
冬場は、成長がとまってしまうこともあります。
園芸店で出会うことはほとんどなくヤフオクやメルカリではたまに見かけます。

プラティケリウム・スパーバム(P. superbum)

原産地:オーストラリア東部
ほぼグランデと同じですが、胞子がつく場所が違います。
グランデと同じでほとんど胞子葉を出しませんが、一度胞子葉が展開すると巨大な葉が出てきます。
グランデの名前で売られているスパーバムが最近多いようですが、成長するまでわかりませんのでご注意を。

プラティケリウム・マダガスカリエンセ(P. madagascariense)

原産地:マダガスカル東部
おそらくビカクシダの中でかなり育てるのが難しい『マダガスカリエンセ』
ボコボコしてかっこいい貯水葉が特徴的でかなり加湿気味に管理しないといけない。
常に濡れている方がいいが、濡れすぎても根腐れするというどうしたらいいのかわからなくなる管理方法。
ヤフオクでしか販売しているのをみたことがない。

プラティケリウム・ワリチー (P. wallichii)

原産地:インド東部・ビルマ・タイ
王冠のような貯水葉と、エレファントティスと似ているけど更に分岐が多く白い胞子葉が特徴的です。
ワリチーは、多湿に弱く、休眠する種類です。
寒さにも弱く15度以上はほしいところ。

プラティケリウム・アンディナム(P. andinum)

原産地:ペルー・ボリビア
アンディナムは、巨大になる品種で、白い胞子葉が特徴的です。
夏の暑さや水切れにも弱く、完全に水苔が乾燥する前に水やりしないといけません。
こちらも園芸店ではほとんど見かけません。

プラティケリウム・ワンダエ (P. wandae)

原産地:ニューギニア
冬に成長する品種で夏は停滞期となる品種です。別名『ビカクシダの女王』呼ばれています。
スパーバム、グランデ、ホルタミーと貯水葉が似ています。正直違いがわかりません。
水やりは、メリハリをつけてやりましょう。
常に濡れていることを嫌いますので。

プラティケリウム・エリシー(P. ellisii)

原産地:マダガスカル東側
ビカクシダの中で最小の品種で比較的コンパクトにまとまり子株がよく出ます。
高温多湿を好むビカクシダですが室内管理で越冬は可能。
レア品種で見かけることはなかなかない。

プラティケリウム・ホルタミー(P. holttumii)

原産地:タイ・インドシナ・マレー半島
ホルタミーは、グランデ、スパーバムと同じく巨大種で貯水葉も似ています。
子株の頃は見分けは難しいですが、胞子葉の形状で判断ができます。
大体貯水葉がメインで展開するところは同じ。
ホルタミーは、ヤフオク以外で見たことがないです。
プラティケリウム・クアドリディコトマム(P. quadridichotomum)

原産地:マダガスカル西部
小型のビカクシダで、アンディナムを小さくしたイメージ。
名前にクアッド(4)が入っており、その名の通り胞子葉は、4分岐します。
休眠のタイミングや根ぐされの管理が難しくの栽培難易度ランキングでは,1位です。
本当にこの株が売っているのを見たことないです。

ビカクシダの育てやすい種類の特徴

18種類の原種があることがわかったけど育てやすい種類の特徴ってなんだろう?
水やりが簡単
水やり頻度が多い種類や湿度を高めに管理しないといけない種類は、
温室などで管理しないといけないので初心者向けではないです。
乾燥に強く、多少水を切らしても大丈夫な種類を選ぶ方が管理は楽です。
日当たりをあまり気にしなくてもいい
植物にとって日当たりは、重要ですが、ビカクシダは、多肉植物ほど日光は必要ない。
夏の直射日光ではすぐに葉焼けして葉が垂れてしまうので、カーテン越しの半日陰が理想でしょう。
もしくは、植物用のLEDなどで管理してあげましょう。
星状毛が多い白い種類は、日光に強いです。(ビーチー、コロナリウム)
ただし個体差はあり。
耐寒性がある
アジア系のビカクシダ(リドレイやコロナリウム)は、他のビカクシダと比べて耐寒性があまりないので、最低でも15度以上ある場所で管理しないといけません。
そうなると本州以北では、常に暖房設備が必要になりエアコン代もかかってきます。
オセアニア系ビカクシダは、耐寒性があり種類によっては、年中外管理でも越冬できるものもあります。
ビカクシダの育てやすい種類3選
18種の中でも初心者向けの育てやすい種類を厳選してみました。
寒さに強いオセアニア系が育てやすいという結論に至りました。
ビフルカツム(ネザーランド)
- 安価で手に入る
- 強靭で枯れにくい
- 水やり簡単
これらの特徴から、ビフルカツムがランクインしました。
ホームセンターや園芸店でもたくさん見る種類で基本的に鉢植えで売っていますので、自分で板付けするのも楽しいかもしれませんね。
僕も一番最初に購入した株で愛着が湧いています。
初めて板付けした種類でもあるので詳しくは下記の記事で解説しています。
ビーチー
- 安価で手に入る
- 星状毛が多く直射日光に強い
- 乾燥に強い
- 立ち上がった胞子葉がかっこいい
ビーチーも園芸店でよく見る種類で群生状態で売っていることがほとんどです。
安く手に入るのにこんな見た目がかっこよくていいの?
そんな感じの種類です。
みなさんも真っ白でバキバキに立ち上がったビーチーに育ててあげましょう。
ウィリンキー
- 王冠のような貯水葉がかっこいい
- ビカクシダといえば、ウィリンキーなので1株は持っておきたい
- 育て方は、おおざっぱでも枯れない
ウィリンキーは、一番かっこいいと個人的に思っている種類ですね。
園芸店やホームセンターで見かけることは少ないですが、メルカリ、ヤフオクでは、購入可能です。
安くはないですが買えないこともない。子株から育てていきましょう。
まとめ
今回の記事では、
- ビカクシダの原種18種
- ビカクシダの育てやすい種類の特徴
- ビカクシダの育てやすい種類3選
についてご紹介してきました。
初心者におすすめなビカクシダの種類は、
- 水やりが簡単
- 日当たりを気にしなくても良い
- 耐寒性がある
これらの条件を満たしている。
- ビフルカツム
- ビーチー
- ウィリンキー
がオススメだという結論に至りました。
皆さんもビカクライフはじめてみませんか?では。
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